2015年9月29日火曜日















今日は午前中は、店内什器と外の柵の図面を書き、午後からは棚を作りました。

ホームセンターで買った杉の破風板をカットして作りました。
破風板(はふいた)って何だと思ったら、屋根の部材なんですね。どおりで長かったわけだ。レジに持っていくのが大変だった…

しかしおかげで安くできました。
幅120センチ、高さ85センチなんだけど、破風板2枚で3900円くらいでした。

最初の計画ではダボ組みだったんだけど、僕の大雑把さでは無理でしたね。
下穴の位置、角度ともに正確に開けなきゃいけなかったんだけど、ズレまくりでした。
杉の年輪の固いところに穴をあけようとしても、柔らかい方にいっちゃうんですよねえ。
やっぱり大きな機械がないと無理なのかな。
ダボは3カ所くらい使えたけど、あとは結局ビス止めで。

長さ的に棚受けの強度が不安なので、L字金具か筋交いみたいなの入れないとね。

それでも出来上がりに満足。
杉はやっぱり無塗装で一番かっこいい材だと思います。
ちゃんとしたカタチができると達成感あるなあ。


2015年9月28日月曜日

カウンター天板
















カウンターの天板を張りました。

前のカウンターは、小口に無垢材を張って天板はツルツルした化粧板でした。
無垢材は活かしたいなと思ってサンダーで削って、天板には上からラワン合板を張りました。

なんでラワンかというと、安く仕上げたいというのと、天板はそんなに主張せず上に乗せるおにぎりの箱を引き立てる感じになればいいなと思って。
あまりに安っぽくなりすぎるかなと心配でしたが、オイルを塗ってつや出ししたら割りといいんじゃないかな。

このオイル、『荏油』って書いてあってなんだろうと思ってたんだけど、荏胡麻油でした。
最近流行みたいだけど、以前に荏胡麻油を使ったお菓子を作っていたので、知ってる知ってる!とひとり興奮してました。

木を使った作業は順調で楽しいです。
でも小口の処理が大雑把すぎて、苦笑するしかありませんでした。
削り残った茶色いラインが見えてしまってますが、これはこれでいい!と開き直りです。
他の人が見たらどう思うんでしょう。
プロが見たら、なにこれって言われそうですが。


2015年9月27日日曜日

サンダー















質感のあるものが好きなので、せっかくの木の質感を消してしまう塗装は、あまり好きではないです。

というわけで、電動サンダーで塗装を落とすことにしました。



が、これがまた大変。

使い方が悪いのか、塗料が厚いのか、サンダーのパワーが足りないのかはわからないけど、全然塗装が落ちてくれません。
頭の中のイメージだと、電動ならばザッときれいになるはずだったのに。

手は痺れるし、腕は痛いし、壁も汚れるしで散々です。
モルタルに続いてうまくいかないこと続きで心折れそうでした。

なのですこし考え方を変えました。

新しいお店というと、なにもかも新品のようなきれいなイメージだったけど、自分でやれることには限りがあるし、古いものを新しくするんじゃなくて、古いものを活かすという見方があってもいいんじゃないかな、と。

というわけで、巾木や小上がりの枠や鴨居の部分は、アンティーク調というかなんなのかわかんないけど、がんばって削りましたって感じの仕上がりです。
これが古いものを活かしてるのかと言われれば、どうなんでしょうね…

まあ、いいでしょ。なんとかなる!
とにかく進めないとオープンできないからね。


今度は天板張ったり、棚作ったり、工作していきます。

2015年9月22日火曜日

モルタル





















上が元の入口部分。

石垣風意匠の上に白い吹き付けの壁。さらに上も黒い吹き付けの梁。
しかもこの吹き付け、並みの凸凹ではなくて高低差2,3センチはあるという変わった意匠である。

平坦にするのであれば大工さんに板を張ってもらい、その上から新しく壁を作るという方法もあったのだけど、自分でできるとこまでやってみようということで、モルタルを塗って平坦にするという方法をとった。


どうなるかはやってみないとわからなかったんだけど、これは想像以上に大変な作業だった。

漆喰や珪藻土は経験したのでモルタルも出来るだろうと考えていたのだけど、ちょっと考えが甘かったようだ。

たぶん平坦な面に塗るのであればそこまで苦労はなかったのかもしれないが、この凸凹の面に塗るには相当なモルタルの量と押さえつける力が必要だった。
さらに八角形の窓やシャッターの仕切りなど塗りにくい部分も多く、集中力と根気のいる作業だった。
さらにさらにひび割れ防止を考えて、寒冷紗を塗り込んでみたのだけど、これがまた塗りにくさを助長してほんとに心が折れそうだった。



とまあ、記録の為にグチっぽく書いてみたけど、無事に終わったからよし!

地震で全部剥がれてこないか心配だけど、その時はその時で。
これもまたいい経験だ。


しばらくモルタルは見たくないけどね。笑

水道工事
















なぜか片方の水道の排水が、こんな手づくり感満載な感じだったので、ちゃんとしたものに付け替えることにしました。

用意したのは、












・排水ホース
・ユニオンナット
・塩ビ用接着剤

ホームセンターで買ってきました。
ホームセンターにはお世話になりっぱなしで、これまで何回行ったことやら。
周辺のホームセンターには片っ端から行ってみて、品揃えを吟味しています。

で、排水ホースに接着剤でユニオンナットの先端を取り付けます。
そしてナットでシンクの方の排水に取り付けると完成。














ホースの下側は排水パイプにそのまま刺さってるだけなので、一気に水を流すとあふれてしまいます。
なのでついでに、















このパーツも買ってきてホースとパイプを密着させました。
ちゃんとあふれずに流れてくれてる。よしよし。



最初はどうすればいいのか全くわからなかったんだけど、インターネットで調べまくりました。
結構こんなことまで!というようなこともわかるんです。

インターネットすげー!

2015年9月19日土曜日

壁塗り2
















客席側の壁もなんとか塗れて、なかの壁塗りは終了。

珪藻土の量の計算をミスったのか、最初が厚塗りすぎたのか、全部塗るには少し足りないようだったので、悩んだ結果カウンターの上部分は別の素材にすることに。
またも想定外だけどいい感じになればいいな。


途中で足りないかもと思い始めてから、すこし薄塗りにしたんだけどそれがよかったようで、だいぶ思うように塗れるようになりました。

最後ちょっとだけ余ったので、入口部分を二度塗りしたらコテ跡の残らない理想の仕上がりに。
トイレ→奥の壁→横の壁→入口と同じ素材なのに全然違う質感になりました。
成長の跡が感じられておもしろいかな。自分的には満足です。


さて次は問題の外壁を塗ります。
前の壁がボコボコした仕上げになっているので、まずはモルタルで平坦にする予定なのですがうまくいくかどうか。
塗るのはだいぶコツを掴めたと思うのでなんとか頑張りたいです。

2015年9月17日木曜日

壁塗り














厨房の次はトイレ、客席側の壁塗りです。

こっちは細かいわらの入った珪藻土を塗っています。


はじめから水で練ったタイプのものを買ったんだけど、届いた時は水と粉が分離しているのでよく混ぜてから使わないといけません。
でも最初はうまく混ぜることもできず、しかも細かいわらが塗っている途中でひっかかって全然思うように塗れません。

壁塗りのことをいろいろ調べていた時は、コテ跡をできるだけ残さないフラットな仕上がりを目指そうと考えていたのですが、全くそれどころじゃありません。

でもすぐに、まあいっかと思える辺り性格がでますね。


それでもやってるとだんだんコツを掴めてきます。

ポイントかなと思うのは、水分量と塗る厚み、コテを動かす力加減。
最初から水で練られていますが、さらに少量水を加えることで伸びがよくなって塗りやすいです。
あと塗る厚みはバラツキがあると、コテを大きく動かしたとき薄い部分がはげてしまいます。
そしてコテを動かす力加減。これはホント難しい。
ある程度押さえる力を加えながら動かすと平らにはなるんだけど、最初から力が入っていると跡が残ってしまう。
跡を消そうとやっているとまた別のところに跡がついてしまう。

まだまだフラットな仕上がりの道は遠そうです。
でも楽しい!

プロの技を近くで観れたらまた違うんだろうなあと思います。



2015年9月13日日曜日

ふだん


「暮らし」とか「日常」って言葉に違和感を感じてて、

じゃあこのくり返される毎日の現実は何なんだろうと考えてました。

「普段の生活」かなあと思って、それでいこうとしてたんだけど、

「ふだん」もまた、消費される言葉になりそう。

http://panasonic.jp/fudan/


何なんだろう。この違和感。
願望としてはわかるけどリアリティがないと思うのは、ひねくれてるんですかね。

2015年9月11日金曜日

しっくい



















ひとりで淡々と養生をし、粛々と壁を塗る。

今、僕ができること。


真っ白い壁は好みじゃないので、石灰じゃなくて麻すさ入りの貝灰の漆喰。
黒いつぶつぶが見える。
でも乾くと割りと白く見えるので、竹炭の粉を入れてみた。

いい感じかも。
しかし塗るのは結構大変。
楽しみにしてたし、実際楽しかったんだけど、思った以上に時間がかかる。


予想外のアクシデントもあって心が折れそうになっても、またひとつひとつ積み重ねることができる。




完成したところを見てもらいたかったです。

2015年9月10日木曜日

まちなか


また街中でフッと会えるような気がしてます。

もうすぐできます。

2015年9月9日水曜日

モルタル


















厨房の床をモルタルで舗装しました。
初めてだったけど、なんとかなったかな。

色ムラがあったり、浮いてきてはがれちゃったりした部分もあるのでもう一回仕上げしないと。

しかし排水溝のフタが腐敗して崩れ落ちたのはびっくりした。
最初にこの厨房に入った時は、大きな板で全面覆われていて、なにかあるなとは思っていたけど。

ネットでステンレス製の排水溝のフタ(グレーチングっていうらしい)を購入。
今はネットでこんなものも買えるんですね。


予定外のこと、はじめてのことでペースが落ちてきたけど、ここから巻き返したいです。

次は壁に漆喰を塗ります!
でも材料が届くの金曜日なんだよなあ…



2015年9月7日月曜日

分解


お金がないってのもあるけど、ものすごく自然ななりゆきで、内装は自分でやることにしました。

そしてまずは掃除。


しかし何十年と溜まった汚れは気後れさせるのに十分で、どこから手をつけていいかわかりません。
考えてても仕方ないのでまずは出来るところから。

一つ出来れば次はここ、とどんどん出来ればいいのですが、これはどうやったらきれいになるんだろうと手が止まることもしばしば。

そういう時はとにかく分解してみます。

こうなってるんだとわかれば、やり方もなんとなく見えてきます。


早々に、自分で決めることの難しさ、大変さを感じてます。
これからも初めてやることの連続なのでしょう。

その時に、どうしていいのかわからないで終わらないように、出来るところからやる。

そして、どこがどうつながってるか把握できるように、要素ごとに分解するのは大事なんだと思います。



2015年9月2日水曜日

物件契約


ついに、物件契約できました!

いわゆるひとつの「お店」ってやつです。


いやー、ずいぶん大回りしました。
順調なら3月には契約できてたんですけどね。
いろいろあって6ヶ月経ちました。

でも決して無駄ではなかったはず。
1ヶ月で準備しようとしたことを6ヶ月かけてできたので、かえってよかったのかもしれません。
とはいえ順調な6ヶ月とは程遠く、激しく浮き沈みをくり返してました。

いつまで待たされるんだろう、なんでこんな目にあうんだろう、と暗く沈んだあの頃。
今ふり返ってみて、こういう時に効く特攻薬はないよなあ、と僕は思います。

かならずうまくいくと信じる、とは言うけど、そういうものでもないよなあと思うのです。
うまくいく時はうまくいく。

現に今回はほぼ諦めかけてたところに急展開で動き出しました。

その時がくるまで、できることはやって、ただ待つ。
そういうものなのかなと思いました。

どういう方向に流れても対応できるように、しなやかに待ちたいものですが。

でも途中にふと浮かんだのは、「最後に笑ってられればいいや。」ってことでした。
ウルフルズにそういう歌ありましたよね。
その時は全然笑えなかったけど、これで少し気が楽になりました。



まあでも!無事契約できたし。よかったよかった。

これから自分で内装などやっていきますが、また大変なことも起こるでしょう。

その時はその時で。