2011年12月1日木曜日

いろいろいも

鹿児島の久木田農園さんからいただいた、様々な種類のさつまいもを使って、早速芋けんぴを作ってみました。

左が、人参芋。
皮は白色で、なかは人参のようなオレンジ色。(…人参のような、は言い過ぎか。)
味は独特の風味と甘さがあり、食感はしっとりとして、はじめて食べたら「あっ、おいしい。」と思える芋でした。

右が、パープルスイートロード。
なんかすごい名前ですが、その名のとおり紫芋のなかでも甘みのある品種です。
癖のないきれいな甘さで、食感はほっこり。ほっこり系は芋けんぴにするとカリッと小気味よい食感になります。

きれいな紫とオレンジの芋けんぴができました。
同じように揚げても、それぞれ違う甘み、食感、風味があり、これからそれぞれの芋にあった、太さや揚げ方、砂糖の種類も選んでいこうと思います。


まだあります!

左が、紫娘(むらさきむすめ)。
皮が白色で、なかの色はうすい紫。
かなり繊維質な感じで、切るのが大変でした。

右が、太白(たいはく)。
なかが真っ白の芋。
紅あずまなどが市場に出回る前は、さつまいもと言えばこの太白だったそうで、世代の方には懐かしい味のようです。
粘りのある食感と甘みが特徴で、芋けんぴにしても独特の食感が出せそうです。


さつまいもって日本では主食にはならなかったけど、戦時中の食糧や江戸時代の飢饉を救ったりもして深い歴史があるんです。
今回、いろんな芋を見て、切って、揚げて、食べてみてその歴史の積み重ね、人の努力の積み重ねをすこし感じることができました。

何度も言ってますが、芋けんぴっておもしろいなあ。

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