2012年1月31日火曜日

1日の販売



連日、布団からなかなか抜け出せない寒い日が続きますね。
28日の販売では、とても強い風の中、足を止めていただきありがとうございます。
河川敷では、看板が飛ばされるかと思いました。風の強い日の河川敷は危険です。

さて1日の販売ですが、時間が少し早めの10時からスタートして、15時までになります。誠に勝手ながらご了承ください。
場所は、狛江駅周辺〜市役所周辺〜前原公園の予定です。
歩いていける距離ならこのあたりも来てー、とか、このあたりがいいんじゃない?などの情報もお待ちしています。(メール:imokenpi@@flipflop-to.com まで @をひとつ消してください)

メニューは、紅はるか、紫娘、かぼちゃ芋と、新メニューの宮崎紅の登場です。







その名の通り、宮崎ブランドのさつまいもで、鳴門金時と同じ高系14号系統の芋で、程よい甘みとカリッとした食感が特徴です。
今回は、黒糖ときび砂糖のブレンドで、苦みのない黒糖の風味を味わえます。お楽しみに!

それでは、明日もみなさんに会えるのを楽しみにしています。
よろしくお願いします。

2012年1月27日金曜日

29日の販売


29日は、茶茶さんで、「いちにち ごはん屋 ヒバリ」が行われます。

ヒバリさんのごはんは、ほんとおいしい。
ますます野菜が好きになる。
そんな料理です。
それはヒバリさんが、野菜を好きで、丁寧に向き合っているからなんだと思います。


ヒバリさんのごはんを食べた後は、芋けんぴを片手に狛江を散歩してみてはいかがでしょうか。
むいから民家園や多摩川河川敷などで、冬のキリっとした空気の中でのんびりとした時間をすごすのは気持ちいいです。リヤカーを引いててわかったんだけど、冬でも陽の光があればぽかぽかして暖かいです。

道順は、狛江駅〜茶茶〜河川敷〜むいから民家園、ってな感じです。

みなさんに会えるのを楽しみにしています。

2012年1月24日火曜日

雪の日

昨晩は雪が積もりましたが、今日は晴れ。
屋根の雪が溶けてどさどさ落ちてくる音を聞きながら、今日は新商品の開発と黒板のリニューアルをしていました。

さつまいものない季節に何を売るのか。
とても悩ましいところですが、芋けんぴ屋らしいものにしたいと試行錯誤しています。
何ができるかはお楽しみに。

黒板のリニューアル。
こちらは前回埋めてなかった木目をちゃんと埋めて、塗装し直しました。
あるアイデアも実行して、長く使えるものになったと思うんだけど、どうだろ。
こちらもお楽しみに。


さて明日25日はリヤカー販売の日。
新作2種類は、どちらも今までにないおいしくておもしろいものになったと思います。
またみなさんに会えるのを楽しみにしています。

よろしくお願いします。

2012年1月22日日曜日

いろいろいも2

23年度の芋のシーズンも終わりに近づき、次のシーズンにさらなるおもしろい芋けんぴを作るため、いろんな芋を取り寄せてみました。

まずはこれ。

前もちょっと紹介した紫娘という品種。九州137号とも呼ばれます。
種子島紫という品種とも、ほぼ同系統のもので皮が白く、中は紫。

固くて切るのが大変なんだけど、意外と水分は多くて熱を加えるとしっとりします。


続いてこちら。

関東83号。通称、関八(かんぱち)。環状八号線ではございません。
前は「寿(ことぶき)」と呼ばれていたそうです。

これ、最近出回ってるねっとり系の芋と正反対で、非常に粉っぽい。
栗の食感に近い感じで、焼くとホクホクとした食感になります。
よく芋けんぴに使われる黄金千貫も、このような食感で、芋けんぴにするとカリッときれいに揚がります。

続いてこちら。

皮が赤で、中がオレンジの芋。
これは、隼人芋と呼ばれたり、人参芋と呼ばれたり、かぼちゃ芋と呼ばれたりします。
人参芋には皮が白のものもあり、久木田農園さんの人参芋はそれだったので、ここではかぼちゃ芋と呼ぶことにします。

味の特徴は人参芋とほぼ同じで、甘みが強くねっとりとした食感で、カロチンを含んでいるからか独特の風味がします。


最後に、宮崎紅。(写真は後ほど)

これは、よく聞く鳴門金時などと同じ高系14号という品種から生まれたもので、焼くとねっとりとホクホクの中間、しっとりなめらかな食感と甘みが特徴です。


さつまいものこと、ちょっとずつ学べてきました。
芋けんぴを作り出してすぐに勉強するんじゃなく、知りたい!と思った時に調べられたので(しかも味わいながら)、とても楽しく勉強できたという感じです。

こんな感じですべてのことが学べたらいいですね。

2012年1月21日土曜日

22日の営業

予定を決めたらいきなり雨になりましたね…

しかし!明日22日は、茶茶さんの店内で販売させていただけることになりました〜
茶茶さんのおいしいごはんと珈琲と一緒に、芋けんぴはいかがでしょうか。

新メニューのかんぱちの黒糖風味(詳細は後ほど)もご用意してます。
雨の音を聞きながら、珈琲と芋けんぴを食べるゆっくりとした時間もいいですよ。
それでは、みなさんと出会えるのを楽しみにしています。
よろしくお願いします。

2012年1月20日金曜日

営業日

リヤカー販売を始めたものの、なんの予定もなく動き回ったら見つからないですよね。
それでも2度も出会えた方もいて覚えていてくださいました。
ありがとうございます。

とにかくやってみよう、ということで始めて、目の前のことだけに集中していたのですが、ここで少し頭を整理して営業日の予定を決めました。参考になれば幸いです。

・日程
1月は、
22日(日)
25日(水)
29日(日)


2月は、
1日(水)
4日(土)
8日(水)

その後未定

・時間 
11:00 〜 日が暮れるまで
※雨天の場合、順延もしくは中止

こんな感じです。
場所は、まだ固定せず街を見ながら回る予定なので、twitterで確認してもらえたらと思います。

そんなわけで、これからも「flip-flopと」の芋けんぴを、よろしくお願いします。
芋けんぴでよい一日を!!

2012年1月18日水曜日

本日のメニュー

おはようございます。
今日もいい天気ですね。

さて本日は、茶茶さんとcoucouさんにお伺いした後、狛江駅周辺にいる予定です。
よかったら遊びにきてください。よい出会いを楽しみにしています。

ではメニューの紹介です。


まずは、いつもの紅はるか。
芋の自然な風味と甘みを感じることができます。


次は、これも引き続き人参芋。
前回とは揚げ方を工夫して、外はカリッと、中は焼き芋のような食感になりました。
久木田農園さんの人参芋は、これで最後です。
今回のオススメ。

そして、新しく入った紫娘。
さつまいもは農業試験場で品種改良されますが、新しく出来た品種はその場所と番号をとって命名されます。これは九州137号とも言われてます。

皮が白で、中はパープルスイートロードほどではなく、ほんのり紫色。
やたら固い芋で、切るのが大変でしたが、揚げると小気味よい軽い食感になりました。
クセのない甘みで、塩をちょっとだけ入れて甘みを引き立てています。


以上、3品です。

さつまいもの出荷の時期が終わりになってきて、今シーズンの芋けんぴの販売もあと少しになりました。
始めたばかりなのですが。

しかし日本には四季があって、野菜の採れる時期が決まっているというのは当たり前のことなんですよね。

ということで、芋けんぴに代わる新商品の開発もひそかに進めていきますので、今後ともよろしくお願いします。

2012年1月16日月曜日

リヤカーの視点

リヤカーでの販売が始まりました。
これから長く続けていくつもりだけど、一番始めは今しかないから、この最初の気持ちを忘れないように残しておこうと思います。

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時間をかけて準備した、すべての荷物を積み終わり、ついにリヤカーを引いて歩く時が来ました。
でも本当のところ、まだそれがどういうことなのかわかってなくて、全然現実感がありませんでした。

歩き出してしばらく。
ようやく想い描いていた姿が現実になった。のですが、なんというか、イメージと現実のギャップのような感じでちょっと恥ずかしい。
これから本当に、この現実離れしたようなリヤカーを引いている姿で、お客さんと向き合っていくのか。
見慣れた景色なのに、いつもと空気が変わってきているよう。それは、あたかも淡水と海水が混じりあう気水域に入ってきたような、不思議な感覚でした。

それでもなんとか海水にも慣れてきて、大海原に泳ぎ出し、海水からの景色が見えてきました。

それがリヤカーの視点。

リヤカーひとつで出来ることの可能性と、リヤカーひとつが納まる街のスキマ。
きっちりと建物が並び、スキマなんてないように感じられて、目にも留めないような場所にも、実は大きな可能性があったんだ、と感じることができました。

そしてそこに絡む、見慣れないものは排除しようとする気持ち、なんかも感じられて。


それでも、
知り合いが駆けつけてくれたり、
twetterやfacebookで応援してくれたり、
顔のわかる方とご挨拶できたり、
おもしろそうだからと声をかけてくれたり、
不思議なつながりで出会えたり。
まだ二日目だけれど、すごくいい時間を過ごすことができました。

みなさん、ありがとうございます。

芋けんぴで楽しんでいただけたら、とてもうれしいです。


これから先も、慣れすぎて目が曇らないように、この日見た視点を忘れずに続けていこうと思います。
よろしくお願いします。

2012年1月13日金曜日

メニュー紹介

いよいよ今日から、リヤカーでの販売を始めます。

予定では、11時すぎに市役所周辺で販売できそうなところを探し、昼過ぎから駅周辺をまわり、15時くらいにむいから民家園前で、16時まで販売しようと考えてます。


それでは今日販売するメニューを紹介します。

まずは、鹿児島の久木田農園さんの「紅はるか」を使った芋けんぴ。
これが、当店のスタンダードな芋けんぴになります。
袋上部の赤いマスキングテープが目印。

それぞれ、小さい方が80g(300円) と 大きい方が180g(600円)。※すべて共通価格

紅はるかの甘み、風味をギュッと詰め込むため細めに切りました。
いつもはもっと堅いのだけど、今回は工夫して食べやすい食感になりました。


次は埼玉の濱中農園さんの「紅あずま」を使った芋けんぴ。
こちらは黒糖で味付けし、紅はるかよりも少し太い一般的なサイズになっています。
茶色のマスキングテープが目印。

濱中さんの紅あずまは、表面にキズがあったり、とても大きかったりと野性的な印象ですが、丁寧に処理してやると甘過ぎないほっこりとした甘みがあっておいしいです。
黒糖ときび砂糖を混まぜた砂糖みつにからめることで、野性的な甘みに負けない黒糖のコクが程よく感じられます。
今回のオススメです。
濱中さんの紅あずまは、これで今年度は終わりなので、ぜひ食べてほしいです。


こちらは久木田農園さんの「パープルスイートロード」を使った芋けんぴ。
すごい名前ですが、味気ない紫芋が多いなか、これはしっとりとした甘みをもった紫芋です。

今回はかなり太めにカットし、焼き芋のような食感を感じられるものになりました。
ただ、中の水分がまだ多く残っているので、賞味期限は短めとなっています。
こちらも今回で終了なので、一度ぜひ食べてみてほしいです。


こちらは久木田農園さんの「人参芋」を使った芋けんぴ。
人参芋という名のさつまいもの種類で、皮は白色で、切るとなかが薄いオレンジ色をしています。
人参に含まれているβカロテンを含んでいて、独特な甘みがありますが、この甘みが好きな人は周りに結構いました。

こちらもパープルスイートロードと同様、太めにカットしていますので、賞味期限が短めです。

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僕が作る芋けんぴは、こだわりの芋けんぴではありません。

よりおいしく、より楽しく、より可笑しい芋けんぴを目指し、常に試行錯誤のくり返しです。
そのため毎回毎回、さらには一本一本食感や味が違うこともあります。
手作りの味だから、と納得させようとは思っていません。

芋けんぴの可能性を信じています。一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。
どうぞよろしくお願いします。

2012年1月11日水曜日

手探り


マイカーのリヤカーです。ん?
リヤカーのマイカー?ま、いいか。

長らくお待たせしてましたリヤカーでの販売を、13日(金)から開始しようと思います。
このリヤカーがどのような姿になるのか。僕にもまだわかりません。

時間はお昼前くらいから。
場所は、市役所前、駅前、民家園前、多摩川沿いあたり。
twitterで位置情報が発信できるようにしようと思います。

なにからなにまで、手探り。
しばらくは、時間もコースも曜日も不定期でやらさせてもらいます。
初めてのことばかりだし、僕にとってこの仕事はお金儲けの手段だけじゃなく、これからの働き方、そして一人の人間が街のなかでどう生きていけるのかを探すことでもあるので。

そしてそれは、自分のことだけじゃなく、これからの街のあり方、食のあり方を考えていくことにつながります。
だって、「周りの人がよろこんでくれると自分も楽しい」ですから。
みんなが住みやすくていい街だ、と思ってくれたら僕も楽しい。
みんながおいしいものを食べてよろこんでくれたら僕も楽しい。

そのためにたどり着いたのが、リヤカーでの販売だと思うのです。
今までのやり方に捕われず、足で歩き、目で見て、話して感じることを大事に。

ありそうでなかった、ちょうどいいバランスが、そこにある気がしています。

2012年1月6日金曜日

茶茶



狛江駅から、世田谷通りに合流する狛江三叉路を渡り、ちょっと歩いて、無人契約機の建物の小さな階段を上ると茶茶があります。

僕は1年半前くらいから行っているんだけど、このお店を説明するのは難しいなあ。
珈琲とケーキはもちろん、しっかりご飯も食べられるし、お酒も飲める。
しかもどれも、マスター(店主)の人柄が出た、茶茶らしいおいしさを味わうことができる。
たしかにおしゃれなカフェなんかだと、こういうメニュー構成はあるんでしょうね。
(僕は全然行ったことないけど。)

でもマスターに、このお店のジャンルを聞いたらカフェじゃなく、「進化した喫茶店」という答えが返ってきました。

例えば、この日食べたのは「かぼちゃのカレー」。

お客さんに精進料理を食べる方がいて、その方にもおいしいカレーを食べられるようにと、玉ねぎを使わずかぼちゃで甘みを出しています。
横に添えられるのは、マスターがこれまでのつながりの中で出会ったおいしい野菜のサラダ。
この日は酸味のバランスが丁度いいキウイのドレッシングで、かぼちゃの甘みとよく合ってました。
その横には、箸休めの白菜の塩揉み。
スープも出汁としょうゆの旨味はあるけど、すっきり飲みやすい味付け。
どれも本当においしくて、お客さんに食べてほしくてメニューができる柔軟さは、たしかに喫茶店だけど、どんな人が食べてもおいしいと感じられるものを目指す姿勢は、進化してるといえるでしょう。
僕もすっかり茶茶のおかげで、おいしい野菜が大好きになりました。

茶茶の特徴というか、その説明しにくさというのは、マスターのおいしいものを食べてもらいたいという、一見当たり前なことをしているように思えるところなのかもしれません。
そこに変な演出や気取った態度はなく、出てくる料理のように素材の味を活かす自然なカタチなのです。

それば全然特別じゃないこと。
どこの街にも、ひとつはそういうお店があればいいなと思えるところ。

そこに惹かれて、今、芋けんぴがそこにあるのかもしれません。

最後に宣伝くさいですが、芋けんぴも置いてありますのでよろしく(笑)

2012年1月1日日曜日

今年の目標。2012

あけましておめでとうございます。

今年の年明けの瞬間は、みんなでおいしい料理とおいしいお酒を飲みながら、年越しそばを盛っていたら、いつのまにか明けてました。
去年はつらいこと、苦しいこと、いろいろありましたが、とてもいい年明けを迎えることができました。
そばにいる人、たまに会う人、そして2011年は芋けんぴを買ってくれた人、このブログを読んでくれた人、みんな、ありがとうございます。


さて僕は、毎年始めにとても具体的じゃない目標を立てています。

去年は「開く」。ちなみにその前が「遊ぶ」でした。
なんで「開く」だったかというと、それまで僕はとても内向的な人間で、自分のことはよく見ていたけれど、周りの意見を聞いたり、参加したりということをしてきませんでした。
でも、そんな僕が外に向いて開いていったら、いったい何が出来るんだろう?
そんな想いから「開く」を日々の道しるべとして、1年間生活しました。

振り返ってみると、いろんなことが出来ました。
小さなことから、ちょっと大きなことまで。もうほんと、いろいろありました。
でも基本は、
無理せず、楽しく、一生懸命。

そして最後には、芋けんぴの販売を始めることが出来ました。
正直ここまで出来るとは思っていませんでしたが、「開く」という目標はすべてここに収束するのかもしれません。


次はどうするか。

少しひっかかることがありました。
外に向いて開いた1年でしたが、出来たことは、誰かがやさしく迎えてくれたり、自ら取り込んだものばかりのような気がします。
どうなるかわからないところに、自分から踏み出していない感じがするのです。

僕に足りないもの。それはたぶん「信じる」ことだと思います。
だから今年の目標は、「信じる」。

僕の尊敬する人たちは、自分のお店を開いたら一番大事なのは、「続けること」だと言います。
そして、続けるために必要なのは信じることです。
それは自分を信じることだけじゃなくて、相手を信じること。

難しい、と言っていいのかなあ。ま、これを心に留めておきます。
でも、だましたりしないでね。


そんなわけで、今年もよろしくお願いします!
芋けんぴで笑顔が増えますように!