狛江駅から、世田谷通りに合流する狛江三叉路を渡り、ちょっと歩いて、無人契約機の建物の小さな階段を上ると茶茶があります。
僕は1年半前くらいから行っているんだけど、このお店を説明するのは難しいなあ。
珈琲とケーキはもちろん、しっかりご飯も食べられるし、お酒も飲める。
しかもどれも、マスター(店主)の人柄が出た、茶茶らしいおいしさを味わうことができる。
たしかにおしゃれなカフェなんかだと、こういうメニュー構成はあるんでしょうね。
(僕は全然行ったことないけど。)
でもマスターに、このお店のジャンルを聞いたらカフェじゃなく、「進化した喫茶店」という答えが返ってきました。
例えば、この日食べたのは「かぼちゃのカレー」。
お客さんに精進料理を食べる方がいて、その方にもおいしいカレーを食べられるようにと、玉ねぎを使わずかぼちゃで甘みを出しています。
横に添えられるのは、マスターがこれまでのつながりの中で出会ったおいしい野菜のサラダ。
この日は酸味のバランスが丁度いいキウイのドレッシングで、かぼちゃの甘みとよく合ってました。
その横には、箸休めの白菜の塩揉み。
スープも出汁としょうゆの旨味はあるけど、すっきり飲みやすい味付け。
どれも本当においしくて、お客さんに食べてほしくてメニューができる柔軟さは、たしかに喫茶店だけど、どんな人が食べてもおいしいと感じられるものを目指す姿勢は、進化してるといえるでしょう。
僕もすっかり茶茶のおかげで、おいしい野菜が大好きになりました。
茶茶の特徴というか、その説明しにくさというのは、マスターのおいしいものを食べてもらいたいという、一見当たり前なことをしているように思えるところなのかもしれません。
そこに変な演出や気取った態度はなく、出てくる料理のように素材の味を活かす自然なカタチなのです。
それば全然特別じゃないこと。
どこの街にも、ひとつはそういうお店があればいいなと思えるところ。
そこに惹かれて、今、芋けんぴがそこにあるのかもしれません。
最後に宣伝くさいですが、芋けんぴも置いてありますのでよろしく(笑)
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