2013年5月31日金曜日

責任

だいぶ上まで緑が茂ってきました




















責任感は大事だけど、「責任」を軸にした働き方はしたくないなあと思います。

責任はどこにあるか?
そればかり気にしていると、責任をとりたくない気持ちが動いて、責任のなすりつけ合いが始まります。


言った言わない。
自分はやることやった。

仕事に合理性は必要だけど、それだけじゃないと思う。
ずいぶん前に、それで悔しいというか、納得できなくてひとり泣いた記憶が、ふとよみがえりました。


みんなでひとつの目標を共有して、「信頼」し合いながら働けたらいいな。

2013年5月25日土曜日

やろうと





















こっちに来て、もう二週間経ちました。

仕事以外の時間でやろうと思ってたことがあるんだけど、まだ手をつけられずにいます。
まあ最初はのんびりしようと思ってたし、考える時間も必要だったのだけど。

でもそろそろ手を動かさないと、時間はあっという間に過ぎていきそう。
自由な時間もなかなか思うようにはとれなさそうだし。

でも睡眠も大事。
無理せずがんばります。

2013年5月23日木曜日

つみ草




















先日読み終えた『おばあちゃんの台所修行 (阿部なを著)』で特に印象に残ったのが、【味噌を片手につみ草をした日】という項目。

つみ草というのは、野に生えている草をつんで食べることです。
今で言う山菜採りというところでしょう。

それは最初、家族五人をかかえた疎開中に、自然を味方にし、自然に助けられて暮らすしかないとの想いで始まりました。
さらには畑を耕し、必要なものをなんでも作ろうと張り切り、だんだん不足を補うためのものが、来る日も来る日も楽しい生活に変わったそうです。

「いろいろな自然の恵みを教えられたあの八年が、今の私を支えている」と書かれているように、一番最初の【暮らしの「根」をつくる】という項目にも、

「足りるを知る」なぞ死語となり、足りない、足りないと求め続けて、歯止めのない生活が、本当に人間生活を豊かにするのでしょうか……。不足のものを補おうとする心くばりのあるのが人間なのに、その心がなえてちぢこまって、物質に負けてしまいそう。

 と書かれています。


山菜は今、不足を補うものから趣味の食べ物となりました。
でも自然のものは環境汚染など体への影響を心配して、なかなか手がつけられないようです。
栽培ものの山菜が、スーパーで買える時代です。

山菜を食べて季節感を味わいたいという人がいる、山菜を栽培して生計をたてている人もいる。
そう思うと悪いことではありません。

でも、なんだかかなしいですね。

山菜はやっぱり自然のものを食べたいと思うのが人としての感覚だと思うし、そうできないようにしているのも、やっぱり人なんですよね。


最後に阿部なをさんが48歳の時に開いた『北畔』というお店のHPに、こんな歌がありました。

みそ汁に はこべ浮かべて こと足りて

 
 

2013年5月22日水曜日

つくし
















久しぶりにパソコンで絵を描いてみたら、妙にリアルになった。
もうすこし大事な要素を押さえつつアイコンぽくしたいな。

でもリアルに描いたことで、胞子の部分や節の部分がどういうカタチになっているかわかった。

2013年5月21日火曜日

おばあちゃんの台所修行




















最近手に入れて、こっちにくる時自分で持ってきた唯一の本。

『おばあちゃんの台所修行 阿部なを 著』

今日、読み終わりました。


これはいいです。すごく好きな本になりました。
簡単に言うとおばあちゃんの知恵袋のような本で、たぶんそういう意味で編集の人がタイトルをつけたんじゃないかと思うんだけど、そんな簡単なものじゃありません。

阿部なをさんの明るくやさしく、ちょっと気の強そうなお人柄が表れた文体。
長い暮らしの中で培ってきた信念や美意識。

そういう今も色あせない、太い芯が通ったような一冊でした。


ちなみに昭和60年6月10日に発行された初版のようで、中古で手に入れました。
こういう出会いが出来るのは紙の本ならではですね。
まさかこんな山奥に運ばれるとは思いもしなかったでしょうね。不思議です。

内容は、阿部なをさんのこれまでの暮らしぶりや、主に台所仕事の記憶に残る思い出、そして料理のレシピなども語り口調で書かれています。

この本を読んだら台所仕事がやりたくなりました。特に季節にあった漬物を漬けてみたいです。


まだまだこの本に着いて語りたいことはありますが、今日はこの辺で。
また今度まとめます。

2013年5月20日月曜日

休みの日




















今日はお休みだったので、昼は近所の『一休庵』さんへ。

山菜蕎麦をいただきました。

山菜のてんぷらの他に、煮物や魚もついてて、ここにきたからにはこういうのを食べたい!と思わせてくれる盛り付けでした。

蕎麦にはえごまのすったものがかかってました。
飛騨高山ではえごまは「あぶらえ」と呼ばれ、味噌やしょうゆと混ぜて五平餅につけたり、じゃがいもの甘辛煮(ころ芋)に和えたりと使われているようです。

えごまを使ったお菓子を作っていたので、なんだか親近感を感じます。



夜は『CAFÉ MUSTACHE(マスタシュ)』さんへ。

チキンオムライスをいただきました。

温泉街とは雰囲気の違うログハウス風の建物。
メニューもオムライス、カレー、サンドイッチにパフェやサイフォンで淹れるコーヒー。
休憩するにはとてもいい雰囲気です。


ごちそうさまでした。おいしかったです。

そんなに大きな温泉街ではないけれど、こういういろんな人の気持ちに寄り添えるお店があってうれしいです。

休みの日の楽しみが増えました。


2013年5月19日日曜日




















今日は精進料理のことを少し調べました。

肉、酒のほかに「五葷(ごくん)」と呼ばれる、ネギ、ニンニク、ニラ、らっきょう、たまねぎといった、香りの強い野菜も食べることを避けられたようです。

まだうまくまとまっていないのだけど、食べることについて、いろんな考え方があることを知りたいなあと思っています。(考え方というより、文化、かな。)

昨日は勉強よりも作りたい!って言ってたのにね。

2013年5月18日土曜日

作りたい




















毎日同じリズムで、それはそれで、小さな変化を楽しめる。

でもなあ。そう、なにか作りたい気分。

勉強しなきゃ、とは思ってるんだけど、なかなかね。重い腰が上がらない。

やりたいことをやるのがいいね。

2013年5月17日金曜日

温泉


温泉ってよく見るとキレイではないですよね。
温泉の成分で岩に珊瑚みたいなのができてたり、妙な色に変色していたり。

新居を探す時などは、キレイなお風呂って結構重要度が高いと思うけど、温泉には求めていない。

なんだか不思議です。


キレイじゃない=汚い、というわけではないようです。

古いものでも十分に手入れをしてやると、それが味になります。
ほったらかしていると汚くなります。

そう考えると、最初のキレイさはそれほど重要じゃなく、手入れのしやすさだったり、長く使える耐久性、飽きのこない見た目なんかが大事なのかもしれません。


地酒


昨日は初めてこちらの地酒を飲みました。
水が良いからかおいしいです。ちょっと飲み過ぎたけど翌日に残りませんでした。

しかしなにか気になることでも、わからないままにしておくと、ずっと気持ち悪いまま気になってるけど、わかるとなんとでもなることってありますね。

わからないまま気持ち悪いをため続けると体に良くないです。

そういう時は、気にせず成り行きに身をまかせるか、ちょっと踏み込んでみるか。
そんな風にできたらいいな。

2013年5月15日水曜日

ホームシックについて


昨日、ホームシックかも?と書いて、どうしてそんな気持ちになったのか考えてみました。

一人暮らし暦は長いけど、今まで一度もホームシックになったことはありませんでした。
そう考えると、帰りたくなる「ホーム」ができた、ということです。よかったじゃん。

慣れてきた、というのもあります。
初めて見るものはなにかと感動できますが、何度も見ると当たり前になってしまいます。
そうすると今度は嫌なとこ、駄目なとこが目についてくるようになります。
よくあるパターンです。
いつまでも新鮮な気持ちで、とはよく言いますが、やっぱり難しいですね。

その目につく嫌なとこ、駄目なとことうまく付き合っていくようにできないかなあ。
そこをおもしろがれるようになったらいいな。


ここに来てから、自分のいいとこ悪いとこ、全部出てるなあと思います。
だいぶ自分のことがわかってきたということでしょうか。
特に今まで放っておいた悪いとこを見直すチャンスなんじゃないかと期待してます。




2013年5月14日火曜日

ホームシック?

今日はどうにも頭が回らない。
もしかしてホームシックってやつかな。
だいぶこちらでの生活にも慣れてきたところだし。

いかん、いかん!
やりたいことはまだあるから、具体的に目標作ってやっていこう。

ま、でもそういう日もあるか。
今日は気を緩める日ということで。

2013年5月13日月曜日

花の名前


今日は休みだったので、まずは近所を探索しようと思って平湯大滝を目指しました。
軽く散歩のつもりだったけど、ずっと斜面が続き体力を使います。
街暮らしの感覚が抜けてませんでしたね。自然をなめてました。

たどり着いた平湯大滝はすばらしい眺めで、周囲はひんやりと涼しく気持ちよかったです。
でもね、やっぱり観光地はなんか苦手。
比較的簡単にたどり着けるのだけど、みなさん滝の写真を撮ったり記念撮影してすぐ帰っちゃう。
なんだかなあ、と思っちゃうのです。
わかりやすい価値観というものに、なにか違和感を感じるんですよね。

帰りに横道にはいってみると、静かな林が広がっていました。
そこには昨日調べて知ったばかりのニリンソウの花がポツポツと咲いていました。
ほかにもエンレイソウ、ネコノメソウもみつけました。

花の名前を知るのっていいです。

デザインをしていた頃は、モノ作りの背景が見えるともっとおもしろくなる、と思ってましたが、同じような感覚が花の名前を知るだけで感じられます。
知るとどの場所で、どんな時期に咲いていたかを覚えて、花を見るのが楽しくなります。

お手軽で、いいですね。


またニリンソウがたくさん咲いてる時に見にいきたいです。
あと大ネズコって巨木があるみたいなので、それも見たい。



2013年5月12日日曜日

日記



ここ奥飛騨温泉郷平湯で、しばらく住込みバイトをすることになりました。

標高1200m。今の時期でも日中は20℃を越えますが、夜は10℃以下まで冷えこみます。
なので今ちょうどつくしがにょきにょき生えて、ふきのとうもあったりして、そしてこれから桜が満開をむかえます。


芋けんぴの時期が終わり、一度じっくりとこれから芋けんぴ屋をどうやって続けていくかを考えたいと思っていました。
あと生活のリズムを取り戻したいのと、お金も貯めたかったりで。

寂しかったり、我慢しなきゃいけないことはたくさんあるけれど、すべての条件を満たしたこの仕事はとてもいい選択だったと思いました。
露天風呂に浸かりながら満天の星空を見上げつつ、そんなことを考えていました。(年間パスポート買いました。)

しかしただ露天風呂に浸かりにきたわけでもないので、その日考えたことを簡単にでも日記に残そうと思います。


まずはこの体験をいかに楽しめるかを考えてて、やっぱり興味のある食べ物から。
そして8年くらい前、家具デザインをしていた時に出張でやってきた飛騨高山のことを調べています。
食べ物は朴葉味噌、こもどうふ、ころ芋、そして飛騨牛。あと岩魚や鮎など川魚もとれるみたいです。
仕事で盛り付けているけど、いまだに食べたことがありません。朴葉味噌ってどんな味だろ?

あと高山は前に行った時は、古民家を移転して集めた場所の記憶しかないけど、朝市とか古民家カフェとか、酒造やらあるみたいです。

うーん、楽しみ。



2013年5月8日水曜日

初心と深化

鈴木恵三著「日本人の椅子」より



久しぶりに小泉誠さんのHPを見ました。

デザインの専門学校に通っていた頃、小泉さんがデザインした『おむすびスツール』に心惹かれました。そして作る人、売る人など周りの人たちと会話を重ね、カタチにしていく働き方に、「いい働き方だなあ。これがデザインか!」とワクワクしていました。


あれから10年経ちました。
そうか。10年も経ったんだ。ちょっとびっくり。


小泉さんのHPからは、今も変わらぬ姿勢で仕事をされている姿が伝わってきます。

学生の頃のワクワクしたあの気持ち。
そして今だからすこしわかるようになった、会話を重ね、カタチにしていく大変さ。
それを10年以上続けられているすごさを強く感じました。
そこには大変さ、すごさ、なんて言葉じゃ語れない重みがあります。

あの頃は憧れでしかなかったけど、今はそれを実現させるエネルギーの大きさを知ってしまって。
それでもやっぱりそっちに行きたい!と思うから、自分が出来ることを重ねていこうと思います。



明日から岐阜へいってきます。


2013年5月1日水曜日

足場

小林家で行われた「春フリマ!」も無事終了しました。
うれしいこともあったり、いろいろ考えることもある、濃い一日でした。
おつかれさまでした!


ついに芋けんぴは今シーズン販売終了。

今年度は『揚げる』をテーマにして、最後にようやく納得のいくレシピとしてまとめることができました。
時期の変化、芋の変化、油の変化、いろんな変化に苦しみましたが、おいしい芋けんぴになるように試行錯誤を重ねていきました。

半信半疑のせめぎ合いで、自信をなくすことも多々ありました。
それでも少しずつ、おいしい!と応援してくださる方が増えていくのを感じることができました。

また芋けんぴは、こどもにも食べてもらいたいなあとずっと思っていたのですが、それは不思議な縁でかないました。
「アオゾラ市」や「4丁目マーケット」など、お子様をもつ方が企画したイベントに参加でき、こどもがおいしそうに芋けんぴを食べる姿が見れて、とてもうれしかったです。

ほんとうに、ありがとうございました。


これからの『flip-flopと』ですが、一度しっかりと足場を固めて、みなさんの前に帰ってきたいと考えています。
今までめんどくさがって、後回しにしてきたことのツケがまわってきたようです。

今までの経験上、嫌なことから逃げててもいつかはそれが道を阻んできます。
それでも嫌々やったり仕方なくやるよりは、最初は逃げたっていいと思うんですよね。
だけどいつまでも見ないフリして後回しにすることはできるけど、前に進むにはそれを乗り越えなきゃいけない。
追い込まれたときに、やるしかない!って思えたらいいのかなあと僕は思ってます。


というわけで僕のあがいてる姿も、ちょっとはお伝えしようかな。笑

それでは、また。


flip-flopと
加藤晶夫