2012年9月21日金曜日

こうじ



今日の空の色は、夏の名残と秋を感じさせる不思議な空でした。


最近、米麹を作ってみました。

米麹は、蒸したお米にコウジカビという菌を繁殖させたもので、今話題の塩麹や、古くはしょうゆや味噌、お酒などを作るのに使われてきました。

ぼくの麹との出会いは去年の鹿児島に行った時で、さつまいもの視察とは別に、個人的な興味で焼酎の会社を見学させてもらったときです。












あの当時は今ほど塩麹も知られてなく、麹がどういうものかも知りませんでした。
でもこういうお酒作りや、梅干し漬け、あんこを煮るなど、昔から続いている時間をかけて作るモノづくりが前から好きでした。
そういうものの作り方を知るのは、その歴史や今とは違う時間の流れ、なんでも機械化するわけでもなく自然と一緒に生きているような手仕事感みたいなものが感じられ、とてもおもしろいです。

この小正醸造さんでは、大量にできる工場とは別に焼酎の手作り蔵があって、今でも昔ながらの作り方で焼酎を作っています。
そして新入社員の方は、どんな配属になるにしても最初はこの手作り蔵で一から焼酎作りを体験してから各部署で働くそうです。たぶんやるのとやらないのでは全然違うだろうなあ。すごくいいと思いました。



話しは戻って、自宅での米麹作り。
最初は衣装ケースを麹室として、蒸したお米に種麹(もやし)をすりこんだものにビニールと毛布をかけ、アースノーマットの本体で温度を管理しようとしました。
しかしアースノーマットではコウジカビの繁殖に必要な30℃以上を保つのは難しく、あまり繁殖してくれませんでした。












2回目は電気ポットのふたを少し空けて温度を上げてみると、わりとうまくいきました。
でも水滴が垂れるので米麹についてしまうと別の菌も繁殖してしまう可能性があります。
しかし麹の繁殖は順調。












このままおいしい米麹になって、甘酒や麹漬け、いつかはこれで味噌作りなんかもしてみたいです。

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