2013年9月3日火曜日
平湯、ふりかえり
奥飛騨温泉郷平湯に来て、もうすぐ4ヶ月。
あと一週間くらいで東京に帰ります。
ふりかえればあっという間な4ヶ月。
でも長かった。いろいろありました。
ちょっとふりかえってみようと思います。
・規則正しい生活
ここでの仕事は朝は5時半から。
朝の仕事が終わって一度昼寝して、13時半から夜まで。
おにぎり屋で似たような時間に起きていたから、朝が大変というわけではありませんでした。
でも自分で芋けんぴを販売するようになって、起きる時間が自分次第でなかなかリズムが掴めなかったので、いい練習になりました。
やっぱり朝早い方が自分には向いてると思います。
昼寝も途切れた集中力を一度リセットできるのでいいんじゃないでしょうか。
東京に帰っても取り入れてみようかな。気持ちいいしね!
・板前仕事
派遣の僕は単純な仕事をもくもくとやるだけですが、なにか学べることがあったらなあと思ってこの仕事を選びました。
飲食の仕事は経験していたのですが、思った以上に板前さんの、日本料理の仕事というのは様子が違っていました。
まず懐石料理ってものを知らなかったんですよね。
あんなに品数があって、あんなに盛り付けにこだわることに驚きました。
その他彩りや季節感、地の物を大切にしていました。
そこには日本が育んだもてなしの文化を感じることができました。
でも食材のいい部分だけを使うっていうのは、ちょっともったいないなあと感じることも。
それでも彩りに季節の草木を使うとぐっと季節感がでたり、今まで盛り付けを意識したことがなかったけどいいきっかけになりました。
・食文化
そんなつながりで食文化について考えることも多かったです。
もてなしの日本食文化は素晴らしいものです。
一方、身近な食べることを考えてみると、スーパーやコンビニに並んだものがほとんどです。
そこには買う人の手間をかけたくないという要望と、作る人の流通、販売の都合でなんだかよくわからないものが添加された食べ物ばかり。
それがいつのまにか当たり前になっている。
こんなことでいいんでしょうか。
・松本へ
平湯から街へ行くとなると飛騨高山か長野松本が同じような距離にあって、松本に行くことになりました。
下調べをしていると、松本で10cmというお店をされている三谷龍二さんのお名前が。
以前にトークイベントで、とても印象に残るお話しを聞く機会がありました。
あと年間パスポートも買ってよく行っていた「ひらゆの森」という温泉施設に、ギャルリ百草さん、古道具 坂田さんの本がありました。
この本がよくて、このお三方に共通するのは、自分の中になにかに捕われない美意識をもっていることだなあと、ひとり納得してにやにやしていました。危ない人ですね…
話は変わるけど、ひらゆの森で温泉に浸かった後、クリームあんみつとコーヒーを飲むのが至福の時間でした。
まだもうちょっとふりかえることがありそうなので、今日はここまで。
つづきはまた。
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