2013年10月31日木曜日

スジ

















スジがまったく見えない。




アキレス腱のことではなくて、話の筋とか道筋とか、そういうスジです。

自分が進むこれからのスジがまったく見えないのです。


だからといって立ち止まるわけでもなく、なんとも不思議な状態。

こんなの今までなかったなあ。



今までもほとんど行き当たりばったりだったけど、ぼんやりとスジは見えていた。

もちろんスジ通りにいかないことも多かったけど。




スジといえばずっと前に、「芋けんぴ屋になるんだったら、芋けんぴ屋で働いて、修行して、それからやるのがスジだろう」と言われたことがあった。

たしかにそれが、一般的で最も現実的な筋書きなのかもしれない。

でもそれは全く考えなかったな。

なんでだろう。やっぱり生まれつきのひねくれ者だから、自分でスジを書きたかったのかもしれない。


そんな大それたことを。

すでにある筋書きに乗らずに、新たに現実で通用するスジを書く能力は、今のぼくにはない。

というか、一番苦手なことなのかもしれない。



いやそれができる人なんて、ほんの一握りなんだろう。

すでにある筋書きには乗りたくない。でも自分でスジは書けない。

そう思っている人は、意外に多いような気がする。





でもそれは悪いことでもないように思える。

そこがスタートなのかも。

それがわかれば、自分に合った方法を考えることができるから。




ぼくはもうちょっと、このスジが見えない状態を味わってみようと思います。


そういや昔、笑福亭鶴瓶の『スジナシ』という番組が好きでした。(今もやってるのかあ)





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