2014年8月20日水曜日

豆腐の味噌漬け

















今年もやりました豆腐の味噌漬け。

暑い夏にはこいつでお酒がすすみます。
ちょろっとしか飲まないですけどね。


しかし考えてみると豆腐の味噌漬けって、豆腐も味噌も両方大豆です。
ある大豆は豆腐に、またある大豆は味噌に。
長い時間をかけて変化した大豆が再び再会。
そして生み出される絶妙の味。

想像すると感動的じゃありませんか。
ありがたくいただきます。

2014年8月18日月曜日

手作りの良さ

















この前、いつもお菓子などをおすそわけしてくれる方に、自分で作った酒まんじゅうをあげたら喜んでもらえた。

皮はちょっとふくらみが悪かったけど、あんこはいい出来だったので、
「あんこおいしい。皮もこの小麦粉の感じが好き。」とほめていただいた。

久しぶりに人に作ったものを食べてもらったので、ドキドキしたんだけどうれしかったなあ。
そんな中、話の流れで気になった言葉があります。

「やっぱり手作りの良さってあるよね。」



「手作りの良さ」。これまで何度か耳にしてきたんだけど、じゃあそれってなんなの?と聞かれると難しい。
でも僕は、確かにそういうものはあると思っています。


わからないなりに考えてみる。
まず言いたいのは、手作り=良いものとは思っていない。むしろ手作りとか、ハンドメイドとうたっているものには疑いの目を向けている。

手作りだからぬくもりがある。そういう信頼の押し売りみたいなのはちょっと違和感を感じる。
他にも「顔が見える」とかも似たような感じを受けてしまう。

それでもなお「手作りの良さ」はあると思うのはなぜか。



この前感じた例でいうと、大森商店さんの酒まんじゅうは手作りの良さがあったなあ。
むちっとした弾力のある食感、見た目もなんだか手づくり感を感じさせます。
対して稲毛屋さんの酒まんじゅうはちゃんとした和菓子屋さんの仕事といった印象。
万人に好まれるふんわりとした食感、きれいなまるい形で、プロの技術を感じます。

あとは店構えが大きいかな。置いてあるものも酒まんじゅうのみ。
そんな雰囲気にはどうしても手づくり感を感じてしまいますね。


他の例でいうと、マックのフライドポテトの話を思い出します。
自らの手仕事に真剣に望んでいる、すごい人から聞いた話。
「マックのポテトを食べると安心する」って。
どういうことかと聞いたら、調理する人によって全然おいしさが違う。
どんなにマニュアル化されても、人の技術が入ってくることを感じられるそうです。

確かにそうだよなあと感心してしまいました。
あとマックのポテト食べるんだ、ってとこに親しみを感じたり。


もうひとつ思い出すのは、家で作った手作り餃子の話。
家で手作り餃子を作ったんだけど、一緒に食べた人が言った一言。
「ちょっと完成度が高すぎるなあ…」
どういうことかと自分も一口食べると、あれ?これスーパーに売ってある餃子の味だ…
自分で作った手づくり感を味わいたかったのに、なぜかスーパーの餃子になってしまった。コレジャナイ!
手づくり感ってなんなんだろうと考えされました。



そんなわけでわかるようでわからない「手作りの良さ」。
もしかしたら、ものすごく主観的なものでしかないのかもしれません。
それでも僕はそこにおもしろさを感じるから、大事にしていきたいなあと思います。

2014年8月8日金曜日

八王子

















最近はまっている酒まんじゅう作りですが、おいしい酒まんじゅうを食べたいと思い、八王子に行ってきました。


「地元菓子」という本で知ったのですが、八王子から先、上野原や相模原、はたまた青梅や飯能といった地域は酒まんじゅうの一大エリアなのだそうです。

畑作の土地柄なので、お米の代わりに小麦を育て、お祭りなどのハレの日に家庭で酒まんじゅうを作って楽しむ文化が伝わった、と紹介されています。


そんなわけで八王子の酒まんじゅうを売っているお店を何軒かまわってきました。

で、最初から衝撃を受けたのは上の写真のお店。
酒まんじゅうのみを販売されている大森商店さんです。

味も、あんとごまみその2種類のみ。


いいですね!


早速食べてみると、、、うまい!

ふっくらと、そしてもちっと弾力のある皮。
そしてふわっと香る甘酒の香り。
これはすごく好みです。


もう一軒は、「稲毛屋」さん。


















こちらは和菓子屋さんで、他にもおいしそうな和菓子が並んでいて目移りしそうでしたが、酒まんじゅうを購入。
でもやっぱり気になった「おこわまんじゅう」も。

こちらは和菓子屋さんらしい酒まんじゅうで、カタチも見事で、皮はふわっとやわらか。
香りは強く、酒粕のようなしっかりとした風味を感じました。

そして「おこわまんじゅう」がうまかった!
味が全然想像できなかったんだけど、まんじゅうの皮の甘さが、中の生姜の入ったしょうゆおこわを引き立てて、とてもいい!

今度訪れたら、もうひとつの甘いおこわまんじゅうも食べてみたいです。



他にも気になるお店はあったけど、今日はここまで。
八王子ってすごく遠いイメージだったけど、国立から電車で20分もかからずに行けるんですね。
立川までの中央線沿いとはまた違う雰囲気を、近くに感じられてとても親しみを持ちました。