2015年1月8日木曜日

残っていく景色
















数年振りに故郷の愛媛に帰ってきました。

今回は特に何をするでもなくのんびりしてました。
そのおかげか、ゆっくりと景色を観ることができました。

北を向くとすぐそこにある瀬戸内海。
南を向くと四国山地の山々が連なる景色。

子供の頃から変わらない景色。

大人になって山は少し低く見えるのかな、なんて思ってたけど、そびえ立つ姿は変わりません。
雨模様も相まって荘厳な姿のままでした。


少し散歩して、街の様子も見て回りました。
子供の頃からある店。なくなった店。きれいになった店。新しくできた店。
いろいろありました。

なくなったのは小さな個人店。
特に子供の頃に、プラモデルやゲームを買ったおもちゃ屋は全滅でした。
今は、おもちゃを買いに行くのは大手家電量販店になったんでしょうね。

同様に小さな商店やスーパーもなくなり、大型スーパーが軒を連ねます。


でも中学の時にお世話になってた駄菓子屋さんはまだやってたし、美味しいと評判の喫茶店も変わらずにありました。(ハンバーグがずいぶん小さくなった気がするが…)

あとおもしろいのは、不味いと評判だったラーメン店もまだやってるようでした。

強いのはお弁当屋さんとお惣菜屋さん。
やはり夫婦共働きの世帯が増えて、自炊しない家庭が増えているのでしょうか。

車社会らしく、車の販売店も増えていて、ガソリンスタンドもちょっと不便な場所でも変わらず営業していました。


かなり老朽化した建物、使われていない建物。
子供の頃には気付かなかっただけかもしれないけど、そういうものも多く目にとまりました。



街は衰退しているのか、ただ環境に対応して変わっているだけなのか。
わかりませんが、でも活気があるようには見えません。
これから先、残したい景色はあるだろうか。残っていく景色はあるだろうか。

そんなことも考えた帰省の旅でした。

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