2015年10月16日金曜日

木を活かす





































ようやく柵の設置が完了して、沖倉製材所さんからいただいた東京の木が新しいカタチに生まれ変わりました。

お店を作る時は、東京の杉を使いたいなあとずっと前から考えていて、ある方から沖倉製材所さんを紹介してもらい、7月に一度お会いしました。
その時、製材所を案内してもらいながら聞かせていただいた、「木をただの商品として見るんじゃなくて、木一本一本の性格を見て、木を活かす使い方を考えたい。」というお話に深く共感しました。

そもそもなんで僕が木が好きなのかというと、デザインの専門学校にいた頃に、卒業制作でずっと木を切ったり削ったりしてたり、製材所に見学に行って身体に染み付いたその香りに感動したり、木を使った素晴らしいデザインに触れたりしたからでした。

木は自然に近く、人と寄り添える本当にいいものだと思うんです。
東京に限らず、全国各地に良い木材はたくさんあります。
もっと身近に、気軽にその土地の木材を使えたら、林業や景観を含めうまく循環するんじゃないかなあと思っています。


そんな想いで今回、身近に木を感じられるようにとお店を作りました。
プロの目で選んでくれた、製材所さんの木の活かし方。
そして今度は使う側としての木の活かし方。

確かに木材は腐ったり、割れたり、曲がったりします。
でも確かな目で選び、長く使えるようにちゃんと手入れをしてやれば、すばらしい価値があります。
それは現代に作られた、安くて頑丈な材料では感じられないものです。


なんかカタい話になりましたが、木が好きですという話です。


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