2012年9月29日土曜日

30日販売


明日30日は狛江、茶茶さんでの販売を行います。

しかし台風接近のため、ぼくが直接販売するのは12時〜15時までになります。



茶茶さんでは、今後も引き続き芋けんぴを買うことができるので、お時間合いました時にぜひお立ち寄りください。

よろしくお願いします。

2012年9月28日金曜日

今週末のリヤカー販売










30日より予定していました芋けんぴのリヤカー販売は、台風が近づいているため明日29日に行うことにしました。
時間は昼すぎを予定していて、場所は狛江駅周辺やむいから民家園などを回るつもりです。
くわしい場所はtwitterを参考にしてただけると助かります。

30日の茶茶さんでの販売は天候の様子を見て、判断させていただきます。
決まり次第発表しますので、よろしくお願いします。



ちなみに上の画像はなにに見えますか?




答えは「芋けんぴを揚げている鍋を上から見たところ」です。
わかったでしょうか?

こんな絵の入った簡単なリーフレットを作りましたので、ご興味もたれましたらぜひもらっていってください。


2012年9月24日月曜日

ついに!














鹿児島県久木田農園さんより、さつまいもが届きましたよー。

ついにきました芋けんぴの季節。


いよいよ30日(日)より販売を開始します! お待たせしました〜

30日は午前中はリヤカーでの販売。午後からは茶茶さんの店内で販売させていただきます。
また詳しい動きは当日のtwitterで確認していただけると幸いです。


メニューをお伝えする前に、2シーズン目を迎えた芋けんぴの販売。
初めてだった2011年度は、味付けを変えてみたり、太さを変えてみたり、作り方を変えてみたりといろんなことに挑戦してみました。
2012年度は、テーマをひとつに絞り、基本をしっかりとしながらも、そこから広がる可能性を見つけていきたと考えています。

ということで今年度のテーマは『揚げる』。












芋けんぴはさつまいもを切って、揚げて、砂糖みつをからめたシンプルなお菓子ですが、『揚げる』をひとつとっても奥が深いです。

揚げ方が違えば食感、風味は変わってきます。
また同じ揚げ方でも、さつまいもの種類が違えばその芋なりの食感、風味が味わえます。
芋の特徴を引き立てる揚げ方なんていうのもあるでしょう。
そしてさつまいもは、同じ種類、同じ揚げ方でも時期によって特徴が変わります。
でんぷんの多い新芋の季節から、熟成されしっとりと甘くなる寒い季節。
いろんな楽しみ方ができると思います。
ぜひ自分なりの芋けんぴの楽しみ方を見つけてみてください。

まずは久木田農園さんから届いた、
紅はるか
紅あずま
パープルスイートロード
人参芋
4種類の新芋をスタンダードで食べやすい揚げ方でお出しします。


みなさんとお会いできるのを楽しみにしています!
よろしくお願いします。

2012年9月21日金曜日

こうじ



今日の空の色は、夏の名残と秋を感じさせる不思議な空でした。


最近、米麹を作ってみました。

米麹は、蒸したお米にコウジカビという菌を繁殖させたもので、今話題の塩麹や、古くはしょうゆや味噌、お酒などを作るのに使われてきました。

ぼくの麹との出会いは去年の鹿児島に行った時で、さつまいもの視察とは別に、個人的な興味で焼酎の会社を見学させてもらったときです。












あの当時は今ほど塩麹も知られてなく、麹がどういうものかも知りませんでした。
でもこういうお酒作りや、梅干し漬け、あんこを煮るなど、昔から続いている時間をかけて作るモノづくりが前から好きでした。
そういうものの作り方を知るのは、その歴史や今とは違う時間の流れ、なんでも機械化するわけでもなく自然と一緒に生きているような手仕事感みたいなものが感じられ、とてもおもしろいです。

この小正醸造さんでは、大量にできる工場とは別に焼酎の手作り蔵があって、今でも昔ながらの作り方で焼酎を作っています。
そして新入社員の方は、どんな配属になるにしても最初はこの手作り蔵で一から焼酎作りを体験してから各部署で働くそうです。たぶんやるのとやらないのでは全然違うだろうなあ。すごくいいと思いました。



話しは戻って、自宅での米麹作り。
最初は衣装ケースを麹室として、蒸したお米に種麹(もやし)をすりこんだものにビニールと毛布をかけ、アースノーマットの本体で温度を管理しようとしました。
しかしアースノーマットではコウジカビの繁殖に必要な30℃以上を保つのは難しく、あまり繁殖してくれませんでした。












2回目は電気ポットのふたを少し空けて温度を上げてみると、わりとうまくいきました。
でも水滴が垂れるので米麹についてしまうと別の菌も繁殖してしまう可能性があります。
しかし麹の繁殖は順調。












このままおいしい米麹になって、甘酒や麹漬け、いつかはこれで味噌作りなんかもしてみたいです。

2012年9月14日金曜日

粉もの


芋けんぴのモトの販売を始めて4ヶ月が経ちました。

さつまいものない時期はどうするの?ということで、芋けんぴの名前の由来となったケンピの存在を知りました。
そこから芋けんぴから小麦粉を使った粉ものの分野に乗り込んで、相変わらず独学で試行錯誤し、なんとかよろこんでもらえそうなものができました。

しかし粉ものも歴史ある奥深い世界。
足を踏み入れたばかりのぼくは、この4ヶ月間作りながら感じたこと、試したこと、いろいろあるのでその報告をしようかなと。


よくパンやうどんなどで、季節やその日の湿度によって水分量を変えるとかって聞きます。
あと洋菓子は目分量じゃなくてきっちり量って作ること、とか。
やってみて気付いたのは、粉ものは本当に水分調整が大事だと痛感しました。
ほんのちょっとの違いで、焼き時間や焼き上がりにずいぶん差がでてしまう。

なのでおからを焼き菓子に使うにしても乾燥おからを使ったり、野菜を使うにしてもパウダー状に加工されたものを使う方が安定した品質を保てます。

ぼくも最初はおからを煎って乾燥させてから使っていました。
それで一度品質は安定してきたかなあと思っていたのですが、乾燥させるとふるいにかけたりしても少し固まりができてしまう。

せっかくの林豆腐店さんのキメの細かいおからなのに。

そもそもおからは大豆を豆乳とおからに分けたもので、おからが最初しっとりしているのは豆乳を含んでいるから。

作る時にたくさん豆乳を入れるのに、おからに含んだ豆乳を乾燥させてしまうのはもったいないなあ。

そんなことを考えて、おからを乾燥させずに使う方法を探しました。
8月後半くらいかな。そして今はその方法でも安定したものが作れるようになりました。


あと野菜について。
これもパウダーを使えば楽なのでしょうが、その選択肢は最初からありませんでした。
というのも、縁あって汗を流し苦労しながらもおいしい野菜を作っている方がいる。
その姿や土の上で育つ野菜たちを見ていると、ぜひこの野菜の良さを味わってほしいなあと思ったからでした。

これって気持ちの問題なのかもしれません。
パウダーだって無農薬だし栄養もそのままにおいしいものが作れると思います。
それでも例えば、工場の中で水耕栽培で管理されたサラダ野菜より、土の上で害虫と戦いながら作られたサラダ野菜の方を食べたいとぼくは思いますので、生の野菜を使ってけんぴを作っていきたいです。


そんなわけで、季節限定のトマトバジルの他、定番のおからやえごまもちょっとずつ進歩しています。
現在、狛江「茶茶」、三軒茶屋「tocoro cafe」、あと日野「ギャラリーカフェろうる」、青梅「イル テンポ ボーラ」でご購入できます。
どこも個性があってすてきなお店ですので機会がありましたらお立ち寄りください。
(遠くからお越しの場合、事前に電話で営業の確認をお願いします。)

9月終わりか10月始めには芋けんぴが登場する予定です。
芋けんぴのモトは今のうちかもしれませんよ〜。




2012年9月10日月曜日

すがや いも松葉



今日の芋けんぴ。

【いも松葉】
メーカー すがや 
所在地  埼玉県川越市脇田町8-2
参考価格 525円
内容量  170g


東京にしがわ大学の授業で川越に行ってきました。
国分寺ー本川越を結ぶ西武鉄道に乗って、西武鉄道の成り立ちや川越駅との関係、川越という街の歴史に触れる授業でした。

川越と言えばさつまいも。
ぼくの目的の半分は(それ以上かも)それでしたが、いつもとは違う視点で人や景色に触れ、意見を交わすのは固まった頭がほぐれるような新鮮な気持ちになってよかったです。


そんなわけで川越で早速購入したのが、この『いも松葉』。
川越では古くから『芋けんぴ』のことを『いもマツバ』と呼んできたそうです。
購入したのはにぎやかな商店街の中でひときわ懐かしさを感じさせる店構えの「すがや」さん。
















ここの店員のおばちゃんがおもしろくて、けんぴの名前の由来やなぜか鳴門海峡のうずまきの話しなどで盛り上がりました。
62年続いているお店だそうで、店内には川越名物のいも松葉やいもせんべいの他にお米で作ったせんべいが一枚ずつ売られていたり、昔懐かしい駄菓子が売られていました。

それで食べた感想ですが、大きめの砂糖の粒が表面に白く固まっていてザクッと堅め。
一般的に売られているような甘い芋けんぴですが、手が止まらないのは相変わらず。


その他川越では、亀屋栄泉さんという川越の伝統銘菓発祥といわれるようなお店に行きました。
そこの芋菓子の歴史館は芋菓子をいかに伝統銘菓にしたかといった成り立ちを見ることができ、芋掘り券と弁当券が一緒になった切符なんかも展示されていておもしろかったです。
そして意外な発見で、しょうが味の芋けんぴは川越ではずいぶん昔から作られていたようでびっくりしました。

今度川越に来たらここのお菓子をレポートしたいと思います。

2012年9月1日土曜日

変更

残暑続く日々ですがみなさんいかがおすごしでしょうか。

ぼくは夏生まれですが夏に弱く、この時期は体重が減ってしまいます。
食欲的にも芋けんぴの時期的にも秋が待ち遠しいですね。
でも秋の気配を探ってみればすぐ近くまで来ているかもしれません。
野菜売り場にも新物のさつまいもが並び始めてるしね。










しかしまだ暑いうちは夏限定の『芋けんぴのモト トマトバジル』がオススメです。
今回ちょっとだけ改良しまして、材料のおからをじゃがいもに変更しました。
これによりポリポリ感UP!さらに野菜の旨味も加わって塩気との相性さらUP!
食欲がないけど小腹が空いた時などのお供にぜひ。










さらに細かい変更点として、のしに使っている紙がルーズリーフからプロジェクトペーパーに変わりました。
このプロジェクトペーパー、方眼用紙のパイオニアとして1982年から販売されているロングセラー商品だそうです。(同い年!)

その紙質はちょっとハリがあってどんな筆圧でもペンがスルスル動く感じ。
方眼用紙だから手を動かしながらも整然と考えをまとめられそうな印象です。
ルーズリーフが大学生のイメージなら、プロジェクトペーパーはパソコンだけに頼らず自分の頭や体を使って仕事するデキる社会人といったところでしょうか。

そんな妄想をしながら触ってみるのもおもしろいかもしれません。

現在、狛江 茶茶さん、三軒茶屋 tocoro cafeさんにて販売していますので、見かけましたら手に取ってみてください。